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2026.10.19

お見合いは組めるのに、なぜ交際に進まない? 私たちが「お見合いを分析」した実話

「お見合いは組めるんです。でも、なぜか交際に進まないんです。」

そんな相談を受けたことがあります。

今回ご紹介するのは、私たちが実際に担当した36歳女性の婚活事例です。

※個人が特定されないよう、一部内容を変更しています。

彼女は仕事では部下のマネジメントを担当し、キャリアも申し分ありません。

収入もあり、外見も年齢より若く見える清楚な印象。

話しかけやすく、相手の話もよく聞いてくれる女性でした。

実は、私たちの相談所に来られる前にも、別の相談所で婚活をされていました。

しかし、なかなかお見合いから交際に進まない。

そこで私たちの相談所で改めてプロフィールを公開すると、男性からのお申し込みが多数入りました。

自分から積極的に申し込まなくても、お見合いが組める状態です。

ところが――。

そこから先が進みませんでした。

「何か違うんです」

何人かの男性とお見合いをしても、仮交際に進まない。

彼女に理由を聞くと、

「何か違うんです」

「価値観が違うような気がします」

という答えが返ってきました。

一人なら、単純に相性が合わなかったのかもしれません。

でも、それが何度も続いている。

そこで私たちは、

「なぜ、この女性はお見合いまで進むのに、交際には進まないのだろう?」

と考えました。

お見合いを「一つずつ」振り返ってみた

私たちが行ったのは、

「もっとたくさん申し込みましょう」

というアドバイスではありませんでした。

これまでお会いした男性のプロフィールを改めて確認。

さらに、

・どんな男性だったのか
・お見合いではどんな話をしたのか
・彼女はどの場面で「違う」と感じたのか

を一つずつ聞いていきました。

すると、ある共通点が見えてきました。

彼女に申し込んできた男性の多くが、

「自分はこんな仕事をしています」

「こんなことができます」

「自分にはこんな魅力があります」

と、自分自身を一生懸命アピールしていたのです。

もちろん、自分のことを知ってもらいたいという気持ちは自然です。

ただ、彼女の場合、お見合いの時間の多くが男性側の自己アピールになっていました。

なぜ、私たちはプロフィールをそこまで見るのか

実は、ここには私たちのこれまでの仕事の経験があります。

特に男性カウンセラーは、長年、人事・採用の仕事に携わってきました。

履歴書や職務経歴書を見て、

「この方と面談してみよう」

「もう少し話を聞いてみよう」

と判断する仕事です。

長年の仕事の中では、年間延べ3000人近い方と面談する機会もありました。

もちろん、履歴書やプロフィールだけですべての人物像が分かるわけではありません。

だからこそ、

「この経歴から、どんなことが読み取れるのか」

「書かれていない部分には何があるのか」

「実際に話してみたとき、プロフィールとどうつながるのか」

を見ることが大切でした。

その経験が、現在の婚活カウンセリングにもつながっているのだと思います。

プロフィールを単なる「条件表」として見るのではなく、

「この人は、どんな人なのだろう?」

という視点で見る。

今回の女性のケースでも、それが重要でした。

彼女自身も気づいていなかった「本当の希望」

面談を続けていく中で、私たちは一つの可能性に気づきました。

彼女には、

「自分のことをちゃんと理解してもらいたい」

という思いが強くあるのではないか。

そして、

「自分の話を聞いてもらいたい」

「否定せずに受け止めてもらいたい」

「一緒にいて落ち着ける相手がいい」

という希望があるのではないか。

ただ、本人も最初からそれを明確に言葉にできていたわけではありませんでした。

 

そこで、お相手探しの「視点」を変えました

私たちは、彼女の希望する年齢や仕事、収入などの条件を確認したうえで、もう一度お相手を探しました。

ただし、今回は条件だけではありません。

「聴き上手」

「傾聴」

「相手の話を大切にする」

そうした人柄がプロフィールから読み取れる男性にも目を向けました。

そして、候補となる男性のプロフィールを彼女と一緒に見ながら、

「この方と会ったら、どんな会話になりそうでしょう?」

「この方と一緒にいたら、自分はどんな感じになりそうでしょう?」

と考えていきました。

 

すると、婚活の流れが変わりました

それまでなかなか交際に進まなかったお見合いが、ほとんど仮交際へ進むようになりました。

そして、入会から半年ほどで成婚。

成婚が決まったとき、彼女が私たちに言った言葉が印象に残っています。

「交通整理してくださって、ありがとうございます。」

私たちが何か特別な男性を「見つけてあげた」のではありません。

彼女自身が本当に求めていたものを、一緒に整理した。

そして、その希望に合う男性を探す方向に軌道修正した。

彼女にとっては、それが「交通整理」だったのだと思います。

結婚相談所の仕事は、お見合いを組むだけではない

結婚相談所によって、サポートの方法はさまざまです。

私たちが大切にしているのは、会員さんの婚活を「結果」だけで見るのではなく、その途中を一緒に分析することです。

なぜ申し込みが来ないのか。

なぜお見合いが成立しないのか。

なぜお見合いはできるのに交際に進まないのか。

そして、

「そもそも、この人はどんな結婚生活を望んでいるのだろう?」

というところまで、一緒に考えます。

今回の女性の場合、最終的に見つかった答えの一つが「居心地の良さ」でした。

 

「条件がいい人」と「一緒にいて心地いい人」は同じとは限らない

成婚した男性は、彼女が希望していた条件に近い方でした。

ただ、これまでのお見合い相手より、外見的に特別華やかだったわけではありません。

彼女が惹かれたのは、

自分の話を丁寧に聞いてくれる。

気持ちを受け止めてくれる。

相手を思いやろうとしてくれる。

そんな姿勢でした。

結婚生活では、華やかな出来事よりも、何気ない毎日の方が圧倒的に多くあります。

だからこそ、

「この人といると落ち着く」

「この人には自分の話をしてもいいと思える」

「無理に自分を作らなくてもいい」

という感覚も、結婚相手を選ぶうえで大切な視点の一つなのだと思います。

もし今、

「お見合いはできるのに、なぜか交際に進まない」

「何人会っても、何か違う」

「自分が本当に何を求めているのか分からない」

という状態なら、努力が足りないとは限りません。

もしかすると、必要なのは「もっと頑張ること」ではなく、

婚活の交通整理

なのかもしれません。

私たちは、答えを決めてしまうのではなく、

「あなたは本当は何を大切にしたいのか」

を一緒に整理することを大切にしています。

婚活が少し渋滞していると感じたら、一度立ち止まってみませんか。

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