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2026.09.28

彼女は26歳。
安定した仕事に就き、少し内気ではあるものの、穏やかで優しい女性でした。
一方で、ご本人にはご自身の体型についてコンプレックスがありました。
そんな彼女が、ある男性を気に入り、こちらからお見合いを申し込みました。
お相手も申し受けてくださり、お見合いが成立。
その後、無事に仮交際へ進みました。
交際中、ご本人からは、
「趣味も合います」
「話していて居心地がいいです」
という報告を受けていました。
私たちも、
「このまま順調に真剣交際へ進むのではないか」
と思っていました。
ところが――。
3回目の仮交際デートの後、ご本人から交際終了の連絡がありました。
理由を聞くと、
「私は真剣交際に進みたいと思っていることを伝えた。でも、相手にはまだその気配がない」
そして、
「きっと、私のような太めの女性は嫌なんだと思う」
ということでした。
彼女は、自分の中で答えを出してしまったのです。
「相手がまだ真剣交際への答えを出していない」
という事実から、
「私は嫌われている」
という結論を導いてしまった。
そして私たちに事前に相談することなく、お相手に交際終了を伝えました。
ところが、相手の相談所から返ってきた答えは違いました
その後、お相手の相談所から連絡が入りました。
男性は彼女を嫌っていたわけではありませんでした。
一生に関わることだから、すぐに答えを出すのではなく、もう少しじっくり考えたい。
できれば、もう少し交際を続けたい。
そういう意向だったのです。
つまり、
彼女が「嫌われた」と感じていたことと、相手男性が実際に考えていたことは、違っていました。
ここには、婚活でとても大切なことがあります。
婚活では、相手の気持ちが見えない瞬間があります。
そのとき私たちは、見えない部分を自分の想像で埋めてしまうことがあります。
「返信が遅い」
だから、
「嫌われたのかもしれない」
「真剣交際の答えがない」
だから、
「私とは結婚したくないんだ」
でも、それは本当に事実でしょうか。
今回の女性の場合、
「相手がすぐに真剣交際の答えを出さなかった」
という事実はありました。
しかし、
「自分が嫌われている」
ということは、事実ではありませんでした。
むしろ相手は、
「一生のことだから、じっくり考えたい」
と考えていたのです。
今回の話を、単に
「彼女が思い込みで交際を終わらせてしまった」
という話にはしたくありません。
私たち相談所にも反省があります。
当時、私たちは会員様に、
「何かあったら相談してください」
と伝えていました。
でも、今振り返ると、それだけでは足りなかったのだと思います。
交際中に不安になったとき、
「相手に直接答えを出す前に、まず私たちに相談してください」
と、もっと具体的に伝えておくべきでした。
今回の経験から、
「何かあったら相談してください」
ではなく、
「不安になった時点で相談してください」
ということを、より強くお伝えするようになりました。
交際中、不安になることは誰にでもあります。
でも、その不安だけを材料にして、
「きっとこうだ」
と結論を出してしまうと、本当は存在しなかった問題まで作ってしまうことがあります。
もちろん、相手の気持ちを確認しても、交際が終わることはあります。
それは仕方のないことです。
でも、
確認する前に、自分の中だけで答えを出してしまうこと。
これは、できれば避けてほしいと思います。
今回の女性は、その後、別の方とのご縁があり、成婚されました。
この経験が、その後の婚活に生かされたことを私たちは嬉しく思っています。
そして私たち自身も、この経験から学びました。
婚活では、
「何かあったら相談してください」ではなく、
「不安になったら、その時点で相談してください」
とお伝えすること。
それも、私たちカウンセラーの大切な役割だと思っています。
婚活中に不安になったとき、一人で結論を出す前に、誰かに話してみる。
それだけで、見えてくるものが変わることがあります。
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