昔から大阪商人の間では、

死に金は使うな、生きたお金

を使えと言います。

　また、お金は粋に使うもの

だということも言われます。

　TMSの相談所では、基本ルール

としてお見合い時のお茶代は男性が

持つものと決められています。

ただ、そのあとの交際時の費用

についてはそれぞれの自由な判断

となりますが、一般的にはお見合い時

のルールから男性が多く持つような

感じがあります。この辺が、もしか

したらマッチングアプリとは異なる

部分かもしれません。

　ただ、そのお金の使い方によって

婚活がうまくいくかいかないかは

分かれているのも事実です。

１．　ある男性会員の場合

　堅実でまじめな性格の彼はお見合

成立後、初めてのデート計画も綿密に

立てていました。

　ただ、あまり今まで交際経験がなく

相手女性の歩調や体調を気遣う余裕

もなく、炎天下を長く歩く結果と

なりました。

　当然途中でのども乾いたので、予定外

ではありましたが、ファーストフード店

に立ち寄りました。

　彼にとっては予定外の行動だったので

そこの費用は割り勘を申し出て性格上、

きっちりとそれぞれの注文分を電卓で計算

し、お互い損のないようしました。

　結果、それだけの原因ではないでしょうが

交際は即終了となりました。

　もしかしたら、炎天下歩かされたと感じて

いたことの気遣いがあって割り勘ではなく

自分が二千円ほどの金額を払っていれば違う

展開になっていたかもしれません。

２．　ある女性会員の場合

　現在は真剣交際中の女性ですが、それまで

お見合申込も多く、またお見合で成立しなかった

ことがない女性でした。

　彼女はお見合い時に必ず男性にスタバの

コーヒーチケットを千円分相手に手土産として

プレゼントしていました。

　その結果、その気遣いにお見合から交際申込

が１００％という実績になりました。

　金額はともかくその心情にほだされる男性

は多いということがわかりました。

３．　真剣交際前のカップル

仮交際中の１２月初旬のカップルです。

不意に男性から少し早めのクリスマス

プレゼントとして女性にゴディバのチョコを

渡されました。

本当に不意だったのと時季外れのクリスマス

プレゼントでしたが、逆にそこまで高額

ではなかったので素直に女性は受取ました。

　その後、彼女の方から真剣交際の申し出を

したとのことです。

　プレゼントも高額ではなくても気持ちが

伝われば効果的なのだということが実証され

ました。

　これらは婚活におけるお金の生きた使い方

死に金となってしまった例を表しているのでは

ないでしょうか？

　参考にできればなさってください。